東京デフリンピックPR キャラバン隊が和歌山市へ

デフリンピックをPRする日本代表選手ら
デフリンピックをPRする日本代表選手ら

国内で初めて開かれる聴覚障害者の国際総合スポーツ大会「2025デフリンピック」(11月15~26日、東京)の機運を高めようと、大会PRカーに乗った和歌山県ゆかりの選手や監督らによるキャラバン隊が9月30日、和歌山市役所、市議会を訪問。尾花正啓市長と芝本和己市議会議長に大会の魅力を伝えた。

「デフリンピック」はデフ(deaf:耳がきこえない)とオリンピックが合わさったもので、「きこえない・きこえにくい人のためのオリンピック」を指す。東京大会は、第1回大会(1924年、パリ)から100周年となる記念すべき大会。県内に住む4人が選手やスタッフとして参加する。

この日、訪れたのは日本代表の岸野文音選手(柔道、紀の川市)、森井涼太選手(バスケットボール)、井上和選手(バスケットボール)と数見満総合監督(ボウリング、和歌山市)、楠山光一コーチ(柔道、由良町)、大戸一輝アシスタントコーチ(バスケットボール)の6人と、県聴覚障害者協会の福田美枝子会長、櫻井貴浩事務局長ら。市役所前で尾花市長や県PRキャラクターのきいちゃん、障害支援課の職員らが出迎えた。

その後、市長室に移動し、尾花市長が「日頃の練習の成果を最大限発揮し、卓越した戦いを展開されることを期待しています。国際舞台で堂々と戦う姿は国民、和歌山市民に勇気と感動を与えてくれると思います。和歌山市としても、心から皆さんを応援しています」とエールを送り、激励品を贈呈した。

数見総合監督は手話で「柔道とバスケットボールの日本代表としてメダルを取れるよう頑張りたい。ボウリングもメダルを期待しています」と述べた。

キャラバン隊は同日、県庁も訪問しPRした。