医大の充実に生かして 明治安田生命が寄付

明治安田生命保険相互会社和歌山支社(村尾和義支社長)は2日、同社の「私の地元応援募金」の取り組みにより、県立医科大学(中尾直之理事長・学長)の青洲基金に約50万円を寄付した。
県立医大と同支社はことし3月に包括連携協定を締結し、県民の健康増進などを目的に取り組みを推進。同基金への寄付は昨年に続き2回目となった。
「私の地元応援募金」は2020年に始まり、地域の発展や住民サービスの向上に寄与することを目的に、従業員の募金に会社拠出を上乗せし、全国各地の自治体などに対して寄付をしている。
青洲基金は、「地域を支え、世界に挑む」との県立医大のモットーに沿い、大学の教育、研究、診療に関する活動の推進、設備の充実、学生への修学支援などに活用することを目的としている。
寄付目録の贈呈式は和歌山市紀三井寺の県立医大学長室で行われ、村尾支社長が中尾理事長に目録を、中尾理事長が村尾支社長に感謝状を手渡した。
村尾支社長は、和歌山は同社の中で全国的にも地元との連携が進んでいる地域だとし、中尾理事長に感謝。「健康に関わる仕事をしている保険会社として、県立医大との連携は、お客さまにより有益な情報を提供できることにもつながる」と述べた。
中尾理事長は「寄付は本当にありがたい。頂いたお気持ちを大事にし、県内医療の充実、発展に貢献したい」と話し、今後は、県立医大が行う講演会やイベントでの同支社の健康に関するブース出展などの取り組みを進めたいとしている。