人口減少時代の「まち再生」 29日に講演会

人口減少時代のまちの再生について考えてもらおうと、一般財団法人和歌山社会経済研究所は29日午後1時から和歌山市友田町のホテルグランヴィア和歌山6階「ル・グラン」で本年度の講演会を開く。講師は「まち再生」の第一人者といわれる建築家でクリエイティブディレクターの西村浩さん。「人口減少時代に生き残るためのまち再生実践論」をテーマにした講演となっており、同研究所は参加を呼びかけている。
一過性に終わらない持続可能な「まちづくり」や、縮退傾向にある現在の社会情勢の中での未来像と、実現のために必要な視点・行動について考える。行政と民間の役割など他都市の実践例を基に、和歌山の「再生」へのヒントを探る。
講師の西村さんは佐賀県出身。東京大学工学部土木工学科を経て同大学院工学系研究科修士課程を修了後、1999年、ワークヴィジョンズ一級建築士事務所を設立した。土木出身ながら建築の世界で独立し、現在は建築などのデザインに加えて全国の都市再生戦略の立案など、「まち」と「そこで暮らす人々」の豊かで楽しい日常づくりを実践している。
自身が携わったさまざまな建築物や地区で日本建築学会賞、グッドデザイン賞大賞、土木学会デザイン賞最優秀賞など数多くの受賞歴があり、高い評価を受けている。
参加無料。興味のある小学生以上であれば誰でも参加できる。事前申し込みが必要で先着180人。名前(団体名)・電話番号・メールアドレス・同伴者全員の名前を記入して、申し込みフォームかホームページ、ファクス(FAX073・424・5350)、電話で申し込む。
詳細は同研究所(℡073・424・1444)。