連合和歌山が2カ所目 日高川で「企業の森」活動

協定書を手に(右から)久留米町長、山本会長、宮﨑知事
協定書を手に(右から)久留米町長、山本会長、宮﨑知事

和歌山県が企業などに県内の森林保全活動への協力を呼び掛けている「企業の森」事業で、日本労働組合総連合会県連合会(連合和歌山)が2カ所目の活動を始めることが決まり、28日に県庁で県、日高川町との3者による森林保全・管理協定の調印式を行った。

連合和歌山は、2005年から同町寒川の0・78㌶の森林を1カ所目の活動地として20年間、保全活動に取り組み、ことし10月で整備が完了。新たに同町坂野川の民有林0・14㌶を「連合和歌山の森」として活動することになった。

新たな活動期間は28日から10年間で、ことしから植栽を開始する。現場の管理は紀中森林組合に委託する。

調印式は県庁知事室で行い、連合和歌山の山本龍一会長と宮﨑泉知事、久留米啓史町長が協定書に署名し、同森林組合の柏木一夫代表理事組合長が同席した。

宮﨑知事は「和歌山は森林県であり、林業をしっかり支えていきたい。2カ所目の保全活動をしていただけるのはありがたく、心強い」と感謝し、山本会長は「県の環境保全に引き続き携われることを感謝している。組合員や家族、子どもたちが自然とふれあえる活動をしていきたい」と話した。

今回を含め、「企業の森」の参加企業・団体は104、活動場所は119カ所(329・54㌶)となった。