灯台のある爽快な景色 中尾さんが淡彩画展

作品を紹介する中尾さん
作品を紹介する中尾さん

和歌山市の洋画家・中尾安希さん(83)は、灯台をテーマとした淡彩画展を同市三葛の自宅兼アトリエ「あきの美術館」で開いている。16日まで。

中尾さんは30年ほど前から「先を照らす姿に希望が持てる」と、灯台に引かれ、40カ所以上訪れスケッチしてきた。今回は世界の灯台100選にも選ばれ、岬にそびえ立つ真っ白な姿が圧巻の千葉県銚子の犬吠埼(いぬぼうさき)灯台、北海道えりも町の襟裳岬先端に立つ白亜の灯台など、国内の灯台を描いた作品16点を展示。また、写真で見た心ときめく海外の灯台も並ぶ。

中尾さんは「空と海の青さに囲まれた灯台の白さ。スカッと気持ちいい景色を楽しんでほしい」と呼びかけている。

無料。午前10時~午後4時。詳細は同館(℡073・445・2756)。