和歌山市駅まで光の道延長 けやき大通り130万球点灯

和歌山市のJR和歌山駅から南海和歌山市駅までのけやき大通りなどをイルミネーションで彩る「けやきライトパレード」がことしも始まり、23日点灯式が行われた。式には、スペシャルゲストとして、県出身ロンドン五輪体操女子日本代表の田中理恵さんが登場。LEDは100万球から130万球に、点灯エリアも拡大し、435本の樹木にライトアップされ日本一となった。初日は一部区間が歩行者天国となり、約3㌔の光の道を多くの人が歩き楽しんだ。
和歌山けやき大通りイルミネーション実行委員会(古澤良祐実行委員長)が主催。けやき大通りの街路樹を光で照らし、冬でも楽しく歩ける通りにしようと始まったイベントで、180社の協賛企業や160店舗以上の飲食店やホテル、クラウドファンディング支援者などの協力で実現した。
午後5時半から点灯式が行われ、古澤委員長は冒頭のあいさつで、7年前に見た、けやき大通りのディズニーのパレードで、みんなが笑顔でディズニーキャラクターに手を振る姿から「ライトパレード」と名付けたことを紹介。「住んでいる皆さんが日本一のイルミネーションストリートが和歌山にあることを誇りに思い、たくさんの人にこの冬の思い出をつくってもらえたら」と話した。
カウントダウンの合図で白と電球色のあたたかな光が通りを包んだ。

式では、ミュージカル女優の柳橋さやかさんプロデュースのダンスチーム「TEAM KDP」によるダンスもあり、ドレス姿などきらびやかな衣装の子どもたちが、テーマソングに合わせて元気いっぱいに踊って盛り上げた。
家族で来た男性(31)は「とてもきれい、家族で歩けてうれしい。ずっと続いてほしい」、妻(29)は「昨年、夜泣きする子どもを車に乗せて、このイルミネーションの道を何周もドライブした特別な場所。きれいだねと話しかけ泣きやんだ思い出があり、ことしは点灯式に絶対来たかった」と話した。
ことしから点灯となった市道和歌山市駅前線通り沿いのカフェ従業員は「イルミネーションを目的に見に来た人に、店のことも知ってもらえたらうれしい」と期待を寄せた。
点灯時間は午後5時~11時。来年2月28日まで実施される。


