趣向を凝らした「ご当地バーガー」

地域の食材をふんだんに使った「淡路島バーガー」
地域の食材をふんだんに使った「淡路島バーガー」

前号では、地域特有の伝統農法である「玉ねぎ小屋」が、玉ねぎに熟成された甘みをもたらすことを取り上げた。この魅力的な味わいを生かそうと生まれたのが「淡路島バーガー」。今週は地域の食材をふんだんに使ったご当地バーガーについて紹介したい。

淡路島バーガーは地域で採れる野菜、果物、牛肉、魚介類などを使用して作られたハンバーガー。提供する店舗ごとに趣向を凝らしており、見た目や味わいは多種多様。食べ比べを楽しむ観光客も多い。

玉ねぎの使われ方もさまざま。スライスし焼いた玉ねぎをレタスやトマトなどと一緒にビーフに乗せる一般的なものもあるが、玉ねぎをカツにして挟んだ「オニオンバーガー」が代表例。全国のご当地バーガーのコンテストで1位を受賞した店舗もある。

他にも淡路牛のカツ、ウニのクリームコロッケ、サワラのフライを挟んだものなど、地域の魅力的な食材の数々をアレンジし新たな価値が見いだされるのは、食材の宝庫である淡路島ならでは。

私たちが住む和歌山県でもさまざまなご当地バーガーが存在。紀淡海峡を隔てて向かい合う加太地区では、鯛を使った「鯛バーガー」が人気を博している。海産物を使ったものでは、マグロバーガーや鯨カツバーガーなどが紀南地域で提供。他にもシラスを使ったものや、農作物のシイタケやかんきつをふんだんに使ったものも。淡路島と比べエリアが南北に長い和歌山県は、食材の組み合わせを楽しむよりも、ご当地ならではの食材をダイレクトに味わう要素が強いようだ。

共通して言えることは地産地消を追求し、訪れる観光客に食の魅力を伝えたいという思いが溢れているということ。手軽に食べられ地域を感じるご当地バーガー。その味わいを食べ比べたい。(次田尚弘/洲本市)