わかやまジビエは美味　県内88店でフェスタ

和歌山県産の野生イノシシ、シカの肉を使った多彩な料理が味わえる「わかやまジビエフェスタ」が１日に始まり、来年２月２８日まで県内８８店舗で開かれている。県全体で「わかやまジビエ」の認知度を向上させ、飲食店への誘客、精肉店の販路開拓、消費拡大を目的としたイベントで、１５回目。今回は、宿泊券やジビエ商品など豪華賞品が当たるデジタルスタンプラリーやインスタグラムでのプレゼントキャンペーンも実施している。

初日の１日、県庁北別館１階の「きいちゃん食堂」では、県産イノシシのミンチ肉を使用した「ジビエキーマカレー＆ジビエコロッケ　サラダ付」（税込み９９０円）を宮﨑泉知事が味わい、ジビエフェスタをＰＲ。「臭みは全くなく、食べやすい。こんなにおいしいジビエは食べないともったいない。県民の皆さんもぜひ味わってほしい」と呼びかけた。

県内で２０２４年度に捕獲されたイノシシは１万２５７６頭、シカは１万４９３９頭で、うち２０８４頭（７・６％）が許可を受けた県内の施設で食肉処理されている。県は、わかやまジビエをアピールすることで、利用率の向上、消費拡大を図る。

ジビエフェスタの参加店やキャンペーンなどの情報はウェブサイトに掲載。問い合わせは県畜産課（℡０７３・４４１・２９２４）。