米原さんが日本一に ミスター・オブ・ザ・イヤー

全国大会でグランプリに輝いた米原さん
全国大会でグランプリに輝いた米原さん

挑戦し続ける魅力的な男性を選ぶ「ミスター・オブ・ザ・イヤー」の全国大会が11月24と25の両日、東京で開かれ、和歌山大会代表でグラシアス部門(50~64歳)に出場した和歌山市の米原崇人さん(50)がグランプリに輝いた。米原さんは「人生の折り返し地点での新たな挑戦で日本一になれてうれしい」と喜んでいる。

同コンテストは、㈱アイビー・エンタテイメント(東京都渋谷区)が主催。「一緒にいるともっと強くなれる」を理念に、男女が互いを尊重し責任も分かち合い、個性と能力を発揮できる社会を目指し開催。ウオーキングやスピーチで男性の内外面のスマートさなどを競う。

同大会に出場する部門は年齢によって、ビブラント(20~34歳)、ダンディ(35~49歳)、グラシアス(50~64歳)、レジェンド(65歳以上)に分かれている。

米原さんは大阪府富田林市出身。和歌山市の結婚式場で26年間勤務した。運動が大好きで、30代からボクシングジムに通い体を鍛え、3年前から同市狐島でボクシングフィットネスジムの代表に。大学時代から変わっていないというスリムな体型で、身長184㌢、体重75㌔。

同大会には知人から誘われ、ことし6月に出場を決意。7月からウオーキングやポージングのレッスンをスタート。最初は恥ずかしかったというが、約1カ月間練習を重ね8月、和歌山大会に出場した。

タキシード姿でさっそうとランウェイを歩き、堂々とポージング。得意のシャドーボクシングを披露し「『体が変われば人生が変わる。美と健康で人生を豊かに』を理念にジムを経営しています。大会のテーマに共感して出場しました」とスピーチし、和歌山代表に選ばれた。

東京では、全国18カ所の地方大会を勝ち進んだ40人が集結。米原さんは華やかに彩られた特設ステージで、観客を前に自身の魅力を存分にアピールしグランプリに輝いた。

次は来年6月に開催が予定されている世界大会に出場するという。

誰よりも受賞を喜んだのは母の露子さん(85)だそうで「親孝行ができたかも」と米原さん。世界大会では、自身と自国の魅力について英語でスピーチをするため、さらなる特訓が必要となる。米原さんは「新たな経験ができて面白い。まだ50歳、人生はこれからです。和歌山から世界一を目指します」と意気込んでいる。