サンタさん来た NTT西社員が児童養護施設に贈り物

和歌山市一番丁のNTT西日本㈱和歌山支店(岩元豊明支店長)の社員は11日、同市直川の児童養護施設「こばと学園」を訪問。クリスマスプレゼントを贈り、マジックショーを披露するなどして、一緒に楽しいひとときを過ごした。
地域貢献活動の一環として2009年度に始め、17回目。県内に9施設ある児童養護施設・児童心理治療施設全てに社員らの募金で購入した贈り物を用意した。
この日、同園へは社員がサンタクロースやトナカイの姿で訪問。飲食店のギフトカードやお菓子など、子どもたちが希望したプレゼントを未就学児から小学生までの約10人に手渡した。同園では2歳から19歳までの36人が生活しており、イベントに参加できなかった子どもたちにも配られた。
マジックが得意な社員によるマジックショーもあり、室内は子どもたちの大きな歓声に包まれた。
プレゼントを受け取った男の子(6)は「サンタさんからもらったおやつは全部好きなものばっかり。マジックショーもとっても楽しかった」と笑顔。ドーナツショップのギフトカードをもらった男の子は「みんなでドーナツを食べたい」と喜んでいた。
同園の和田健太郎主任は「クリスマスは子どもにとって一大イベントで、1年に1回の楽しみ。プレゼントをもらって毎年とても喜んでいます。いろんな人が自分たちのことを思ってくれていると伝わる場でもあり、非常にありがたいです」と感謝。トナカイに扮(ふん)して会場を盛り上げた岩元支店長は「子どもたちは毎年楽しみに待ってくれている。ことしも喜んでもらいたいという思いで、社員一同も楽しみです。イベント後に子どもたちから届く手書きの『ありがとう』のお手紙を見ると励みになり、来年もまた頑張ろうと思える」と話した。


