地元愛膨らむパン 有功東小児童が考案し販売

地域の魅力を知ってもらいたいと、和歌山市六十谷の有功東小学校の3年光組20人が、地元のパン店の協力の下、オリジナルのパンを開発した。六十谷のノンノダンク六十谷店で10日から販売される。
昨年5月に実施した「まち探検」で児童たちは同店に興味を持ち、パン作りに挑戦してきた。何度か試したが「生地が硬い」「味がない」などの失敗が続き、同店に相談。9月、同店での社会見学で「どこにもないオリジナルのパンを作ってほしい」という依頼を受けた。
あんことチョコというユニークな組み合わせのパンや、県特産品の梅入り、「チンアナゴ」など海の生き物の形のもの、ウインナーソーセージとチーズを入れて古代魚・サカバンバスピスにかたどった「サカパン」「サツマイモクリーム」など10種類以上を試作した。この中から同店が厳選し「みかんとマーマレードジャム入りパン」、「クリームチーズイチゴ」、「梅クリームチーズ」の3種類を販売する。
児童たちは昨年末に9回目となるパン作りをした。ゆでたサツマイモとホイップクリーム、蜂蜜を混ぜるなど手際よく具を作り、店から譲られた生地で包んだ。
辺見綾さん(9)は「お店に置いてもらえてうれしい。子どもにも大人にも大人気のパンになれば」、川村日和さん(9)は「店長さんから『具材を考え直そう』と言われて大変だったけど、和歌山のものを入れてアイデアの詰まったパンになった」と笑顔。担任の秋月梨紗子教諭(30)は「ものづくりの苦労を体験するとともに地元のすてきな店や、地域のことを考えて自分たちにも協力してくれる大人がいることを知ってもらいたい」と話していた。
商品の問い合わせは同店(℡073・462・2600)。


