規格外野菜でピクルス 神島高生のプラン全国入賞

日本政策金融公庫主催の第13回高校生ビジネスプラン・グランプリで、和歌山県立神島高校(田辺市)の生徒3人によるプラン「和歌山のめぐみピクルス」が、応募総数5640件(639校)の中からベスト20に入賞した。3人はこのほど県庁を訪れ、宮﨑泉知事に活躍を報告し、受賞プランをプレゼンテーションした。
同校は、地元の特産品を使った商品開発などを行う「神島屋」や、地域を学ぶ連続講座「神島塾」の取り組みを通じて同グランプリに第3回から参加し、ベスト20選出は3回目の快挙となった。
受賞プランを作ったのは、3年生の伊藤仁彩(めい)さん(18)、山地璃良さん(18)、2年生の山本美優さん(17)。
3人のプランは、地場産業である梅干しの製造後、コストをかけて処分している調味液を活用し、地元農家にとって収益化が難しい規格外野菜を漬け込んでピクルスに加工するというもの。野菜をスティック状にカットし、ボトルに詰め、調味液を注ぐ工程は福祉作業所が連携して担い、地域が抱える複数の問題の改善に貢献する内容が高い評価を受けた。
県庁での受賞報告には、同校の森田浩二校長、同公庫の田上和彦南近畿地区統轄らも同席した。
3人のプレゼンテーションを受けた宮﨑知事は「すごいプランだ。こういうことができるのかと思うし、ピクルスを買いたくなる。高校生が取り組んでくれるのが本当にうれしい」とたたえた。
受賞プランは、今後さらに細部の検討などの磨きをかけ、商品化に向けた課題の解消などに取り組んでいく。
山地さんは「実際に発売し、地元で愛される商品にできるようにしたい」と話している。


