万博でわくわくした建物 絵画展の5人を表彰

一般社団法人県建築士会和歌山市支部(佐原久登支部長)は22日、県立図書館(和歌山市西高松)で「建物でわくわく絵画展」入賞者の表彰式を行い、5人を表彰した。同展は、昨年の大阪・関西万博の会場で心動かされた建物をテーマに、市内の小中学生から作品を募集し、54点の応募があった。
日本建築士会連合会会員綱領の制定70周年を記念した企画。世界中の独創的な建物が集まる万博を通じ、次世代を担う子どもたちに建築の魅力をより深く知ってもらいたいという願いが込められている。
中学生の部で金賞に選ばれた智弁学園和歌山中学校2年生の吉野谷衣織さんの作品は、画面を斜めに貫く大屋根リングを主役に据え、無数に組み合わさる柱や梁(はり)の一本一本を丁寧に描いている。
期間中に8回万博へ足を運んだ吉野谷さんは「リングの下で多くの国の人々が交流する様子を見て、世界とのつながりに感動した」と話し、柱が多くの人々の重みに耐える構造に感銘を受け「建築士の仕事もかっこいい」と夢を膨らませていた。
小学生の部で金賞に輝いた貴志南小学校5年生の玉越晴翔さんの作品は、吉本興業の笑いをテーマにしたパビリオンのシンボルである巨大なにっこりマークを中央に配置。お笑い好きだという玉越さんは「マークが面白いと思った。大好きな漫才コンビ『たくろう』がM―1グランプリで優勝して吉本への愛着が深まったこともあり、万博という未来の場所で、新しい笑いの形ができていると感じ、描いた」と話す。制作では塾で教わった技法を駆使して立体感にこだわったという。
佐原支部長は「子どもたちは建物のインパクトを的確に捉えている。細かい部分まで緻密に見ており、描写力に驚かされたワクワクした気持ちが伝わってきた」と総評した。
全応募作品は31日まで同館1階ロビーに展示している。
その他の受賞者は次の皆さん。
【小学生の部】銀賞=後藤優奈(宮北2年)、中居莉菜(宮6年)
【中学生の部】銀賞=和田陽莉(河北2年)



