名作「別れの曲」上映 映画&ピアノリサイタル

伏虎シネオペラの会(西川和樹代表)は5月2日午後1時から、ショパンの愛と青春を描いた名作映画『別れの曲』の上映と、和歌山市のピアニスト・宮井愛子さんによる演奏会を続けて楽しむ「別れの曲 シネマ&リサイタル」を同市七番丁の和歌山城ホール小ホールで開く。
公演は2部構成。第1部で上映する映画『別れの曲』は1934年にドイツで制作され、翌35年には日本でも公開され大ヒット。作中にはショパンの名曲が数多く登場し、中でもメインのテーマ曲として使用された「エチュード第3番ホ長調」は見る人の涙を誘い、日本で同曲が「別れの曲」と呼ばれ、親しまれるきっかけとなった。
映画では、祖国ポーランドの独立運動に熱く共感する若きショパンが、パリで祖国への思いを託した曲と演奏を生み出しながら、人気女流作家のサンドやピアニスト・作曲家のリストとの出会いを通じて、社交界の寵児となっていく時代を描く。実際に親交が深かったショパンとリストが「英雄ポロネーズ」を連弾するシーンなど多くの見どころがある。
第2部の宮井さんのリサイタルは、映画に登場する「別れの曲」や「木枯らし」、「英雄ポロネーズ」をはじめ、全曲ショパンのプログラム。宮井さんは「お客さまと映画という共通項があるのが今回の良いところ。ショパンをあまり知らない人にも、ふれるきっかけになる。映画のシーンが思い浮かぶような、ショパンの心情がよみがえるような演奏を目指し、一体になれたらうれしい」と話す。
主催の伏虎シネオペラの会は、文化の力で和歌山を心豊かな地域にしようと、オペラの映像作品の上映会などを2022年から開き、今回が11回目となる。
西川代表は「映画はどこでも同じものが観賞できる文化だが、生演奏とパッケージにすることで、映画だけでは伝え切れない魅力を、より五感で楽しんでもらえる」と企画の意図を話し、宮井さんの出演については「地元で活躍する演奏家に親しんでもらう機会をつくりたいと思っており、出演していただけてうれしい。ぜひ宮井さんに会いに来てください」と呼びかけた。
映画(上映時間91分)の後、リサイタルは2時55分から。チケットは全席指定で前売り3000円、当日3500円。同会やチケットぴあで取り扱っている。未就学児の入場は不可。
問い合わせは同会(℡080・3764・8811)。


