悲願のJFL昇格へ 創部20年目のアルテリーヴォ

関西サッカーリーグ1部のアルテリーヴォ和歌山は5日、今季の開幕を前にキックオフイベントを和歌山市のホテルアバローム紀の国で開いた。クラブ創設20年目を迎え、アマチュア最高峰の日本フットボールリーグ(JFL)昇格に向け、新加入選手を含む26人の選手とスタッフが、スポンサーやサポーターら約200人を前に決意を新たにした。

新チームには、和歌山市出身で昨季までJFLの飛鳥FCでプレーした尾﨑僚選手ら8人の新戦力が加わり、県出身選手は主将の小久保裕也選手(串本町出身)、元Jリーガーの桑島良汰選手(同市出身)、杉浦晃太選手(新宮市出身)、中島雅尭選手(岩出市出身)を含め5人となった。
今季から指揮を執る角島康介監督(37)は、同クラブで選手として3年間プレーした後、コーチとして7年間チームを支えてきた生え抜きの指導者。若手から経験豊富なベテランまで多彩な選手を擁するチームを率い、シーズンを戦う。
キックオフイベントでは冒頭、チームを運営する㈱アルテリーヴォ和歌山の児玉佳世子代表取締役があいさつ。出席者に「昇格していかなければならない。私たちと共に上を目指していただきたい」と力強い応援を呼びかけるとともに、ワールドカップ(W杯)開催年であることにふれ、チームのサポーター増加にもさらに力を入れ、「観客動員数を昨年までの倍にしたい」と意気込んだ。
ステージでは選手紹介が行われ、全員が登壇。小久保主将は「選手それぞれが野心を持って、ピッチで自分の力を証明していく中で、昇格という目標が近づいてくる。サッカー選手として高みを目指し、それぞれが今まで達成したことがないものを達成する覚悟を持って戦っていきたい」と決意を述べ、角島監督は「今ある力だけで勝ち上がれるほど甘いリーグではない。目指す優勝、昇格の近道は選手と自分の全員が成長することだと信じて日々トレーニングしている。選手の成長、戦う姿を、声で、拍手で後押ししていただきたい」と話した。
新ユニホームのお披露目も行われた。熊野三山で神の使いとされる「八咫烏(やたがらす)」を大きくあしらい、柄には和歌山城天守閣にも見られる「青海波(せいがいは)」模様から着想したオリジナルデザインを採用。背番号の下にはチーム史上初めて、選手名を配置した。
会場では、来賓の宮﨑泉知事や山本大地衆院議員が祝辞を述べ、㈱島精機製作所の島正博名誉会長の発声で出席者は乾杯。和歌山市の講談師・旭堂南和さんは、チームが劇的な優勝を遂げた昨季のリーグ戦を振り返る創作講談を披露した。
【アルテリーヴォ和歌山】◇監督=角島康介◇ヘッドコーチ=山田蔵◇GKコーチ=伊藤文寿▽池上尚孝◇GM=大北啓介◇選手=兒島拓哉(GK、29)▽大橋優正(DF、28)▽小久保裕也(DF、29)▽山田大地(DF、31)▽長岡道(DF、26)▽柴田悠登(MF、25)▽桑島良汰(MF、33)▽尾﨑僚(MF、26)▽和田幸之佑(FW、28)▽北野純也(FW、37)▽新田航士(FW、24)▽吉谷有司(DF、27)▽中川慶虎(MF、24)▽井澤秀輝(DF、24)▽杉浦晃太(MF、23)▽下間蓮之介(DF、23)▽築山隼(FW、28)▽中島雅尭(DF、28)▽山瀬翔輝(MF、25)▽湊大芽(GK、25)▽工藤和真(MF、23)▽北奥蓮(DF、22)▽小池武蔵(DF、22)▽畠中健心(MF、22)▽向井颯(MF、22)▽松野輝樹(GK、23)


