古座川に警戒レベル5 台風6号、和市で高齢男性転倒

台風6号の接近と上陸に伴い、和歌山県内は2日夜から3日午前にかけて紀南地方を中心に大雨や強風に見舞われた。古座川町の古座川や那智勝浦町の太田川で氾濫が発生し、新宮市で1時間に80㍉を超える猛烈な雨を記録した他、紀北の本紙エリアでも停電や公共交通機関の運行の乱れなどが発生した。和歌山市では高齢男性が強風で転倒し、救急搬送された。
台風6号は3日午前4時半ごろに県南部に上陸。同8時現在の県のまとめによると、河川については、太田川で3時35分に堤防からの越水による氾濫が発生し、南大居観測所で同40分にピーク水位4・92㍍を記録した。古座川の月野瀬観測所(古座川町)では4時40分にピーク水位6・99㍍となり、和歌山地方気象台が5時35分、同川に最高警戒水準の「レベル5」にあたる氾濫特別警報を発表し、越水もみられた。
雨量は、新宮市高田で3日午前7時半までの累計が576㍉に達し、最大時間雨量も81㍉を記録。古座川町の滝の拝で累計420㍉、同町蔵土で348㍉(最大時間雨量62㍉)、新宮市日足で347㍉(同60㍉)などを観測した。
物的被害は、串本町で道路崩壊、古座川町で道路冠水、白浜町と上富田町で土砂崩れなど計6カ所で確認された。
県管理道路では、那智勝浦町の南平野下里停車場線、由良町の御坊由良線など3件の全面通行止めが発生した。
鉄道は、JR和歌山線の五条―橋本間で3日始発から終日運休し、きのくに線の周参見―新宮間や特急くろしおの新宮―白浜間、特急南紀も終日運休。周参見―紀伊田辺は一時運転を見合わせた。南海フェリーは3便が欠航、熊野白浜リゾート空港は発着計4便が欠航した。
和歌山市によると、3日午前2時50分ごろ、有本で76歳男性が歩行中に強風にあおられて転倒し、救急搬送された。
同市寺内の市立岡崎小学校の北約500㍍付近では、強風で木が倒れ、撤去作業のために県道和歌山野上線の約400㍍区間が3日午前6時半から約3時間40分にわたり通行止めとなった。林道木ノ本線でも倒木があり、撤去した。
同市内では一時、支所・連絡所など7カ所に13世帯・14人が自主避難した。
停電も起こり、山口地区で1339軒、加太地区で997軒などに及び、紀の川市でも約150軒で発生した。和歌山市内では3日午前も、作業員が復旧にあたる姿が見られた。
海南市では住家窓からの水侵入の被害も確認された。


