友情は永遠に 伏虎中6期生が米寿の同窓会

2017年に閉校した旧伏虎中学校(和歌山市七番丁)の6期生同窓会が5日、同市吉田の四季の味「ちひろ」で開かれ、88歳・89歳の15人が出席した。卒業から73年、米寿を迎えた旧友たちが再び学びやの思い出を語り合った。
6期生の同窓会は1994年に初開催。以来2年に1度の楽しみとして、平均100人の旧友が遠方からも集い、竹馬の友の絆を深めてきた。年齢なども考慮して卒業から70年目に最後の同窓会を開いたが、「もう一度集まろう」との声が上がり、今回は米寿を祝う会として再会が実現した。
6期生が在学した当時の同校は、本町、雄湊、城北、中之島、楠見の5小学校から生徒が集まり、各クラス約60人の12クラス(A~L組)編成で、全国有数のマンモス校として知られていた。参加した同級生は小学校2年の時に終戦を迎え、食糧難の厳しい時代を経験している。昼食時はおかずがなく、ごはんの真ん中に梅干しを乗せ、かつおぶしをかけたお弁当を囲み、持参できない友人がいれば皆で分け合うなど、互いに支え合ったという。

困窮した日々の中にも明るい青春があったといい、坂東文一さんは「校庭は常に生徒の熱気であふれていた」と当時を回想。参加者からは、クラス対抗で熱戦を繰り広げた運動会の思い出が次々とあふれ出した。全員で校庭に出て、砂埃を上げて駆け回った日々や、「教室のドアの上に黒板消しを挟んでおき、担任の先生が入ってきた瞬間に落とすいたずらをして大笑いした」といったやんちゃなエピソードが披露され、会場は懐かしい笑い声に包まれた。
昔話に花が咲く中、校歌を参加者全員が大きな声で合唱。当時の面影を残す旧友たちとの再会を笑顔で喜び合った。
垣本博司会長は「集まれるメンバーがいる限り、100歳を超えても続けていきたい」と話していた。


