和歌山市で感染急増 腸管出血性大腸菌に注意

和歌山市でO157など腸管出血性大腸菌の感染症の届け出が増加し、ことしの累計で15件、うち9月だけで24日までに8件に上り、市は感染予防の徹底を呼びかけている。

市保健所によると、市内の届け出数は昨年1年間で18件、2024年は11件。ことしは5月まで届け出はなかったが、6月に4件、7月に2件、8月に1件あった後、9月に8件と大きく増えた。

15件の内訳は、20代が5人、10歳未満が4人、10代と50代が各2人、30代と40代が各1人で、抵抗力の弱い10歳未満の乳幼児や小学生の届け出が多い。

腸管出血性大腸菌は、主に汚染された飲食物を食べることで感染し、感染者の便に含まれる菌が手などを介して口に入ることでヒトからヒトへ広がる。潜伏期間は2~14日(平均3~5日)で、下痢や腹痛、血便などの症状が現れ、重症化すると溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などの合併症を引き起こし、死に至る場合もある。

市は感染予防策として、調理前や食事前、トイレ後などにしっかり手を洗うことや、食品の中心部までの十分な加熱、生肉を扱う箸やトングを食事用と使い分けることなどを挙げている。