病気の正しい知識を 日赤和歌山が書籍出版

病気や治療への理解を深めてもらおうと、和歌山市小松原通の日本赤十字社和歌山医療センター(山下幸孝院長)は『日赤和歌山医療センターの病気のことがよくわかる本』を出版した。各分野の専門医が、専門的になりがちな医療情報を一般向けに分かりやすくまとめた一冊。山下院長は「自分の健康を守れるのは自分だけ。普段からこの本などを通じて正しい知識を得るようにしてほしい」と呼びかけている。
出版にあたっては健康意識の高いシニア層をはじめ、幅広い読者が親しみやすいよう、配慮を徹底。字数を抑え、文字も大きめにし、イラストや写真、図を豊富に取り入れた他、執筆陣には誰にでも分かりやすい文章でまとめるよう求め、症状からも探せるよう工夫を凝らした。
構成は2部仕立てで、前半は同センターの強みである「救急医療」やがんを中心とした高度医療(ハイブリッド手術室やロボット支援手術など)を解説。後半はメタボリック・シンドロームや脳卒中・脳梗塞、認知症、白内障、関節リウマチなど気になる疾患や症状をQ&A形式でまとめており、各ページに配置された二次元コードから各診療科のページにアクセスして深く学べる工夫が施されている。山下院長は「辞書のように、気になるところや興味のある部分から読んでもらえれば」と呼びかける。
また、親しみやすい表紙のイラストは、同センターの大西規之課長が手がけた。「病院全体で手作りした温かみを出したい」との思いから採用されたもので、病院に対するイメージを和らげ、気軽に受診してもらおうと愛らしいデザインとなっている。
刊行後は地域の開業医や赤十字関連病院などに配られ、「親しみやすく内容も工夫されている」と好評だという。
A4判、134㌻。定価1650円(税込み)。県内の書店や通販サイトのAmazonなどで購入できる。


