海南ハレアメが全国3例目 フェーズフリー認証取得 

市民防災公園「海南ハレアメ」
市民防災公園「海南ハレアメ」

和歌山県海南市大野中の市民防災公園「海南ハレアメ」が、一般社団法人フェーズフリー協会の「フェーズフリー認証」を10月22日付で取得した。都市公園としての同認証取得は西日本で初、全国でも3例目となる。

フェーズフリーとは、日常と非常時を区別せず、普段使っているモノやサービスを災害時にも役立てられるようにする考え方で、同認証は、商品やサービス、施設などが日常時と非常時の両方で価値を持つことを証明する制度。これまでに全国で約200件が取得している。

同園は、ことし4月29日に開園。約半年が経過し、これまでに24万人を超える来園者を迎えている。園内には広大な芝生広場をはじめ、マウンテンバイクフィールド、ドッグパーク、重機の操作体験ができる重機ワークフィールド、防災について学べる体験学習館などの多様な施設を備え、日常的に遊びやイベントを通じて楽しみながら防災を学べる場となっている。

大規模災害発生時には、命を守る防災拠点としての役割を担う設計となっている。公園内の広場や施設は、自衛隊や緊急消防援助隊などの応援部隊の活動拠点や、災害ボランティア活動を支える場所として活用される。

また、芝生広場や駐車場などの地中には、あらかじめ排水管が整備され、約220戸の応急仮設住宅の建設用地となる計画である。

平常時は多くの人が集う憩いの場でありながら、災害時には救助から復旧・復興まで段階に応じて役割を変える点が大きな特徴となっている。

認証を受け、神出政巳市長は「本市が進めてきた公園づくりへの大きな励みであり、さらなる発展に向け弾みになるものと考えます。今後も地域全体の防災力向上を図る取り組みを推進してまいります」とコメントしている。