新たに7人が感染 新型コロナ累計1179人に

和歌山県は14日、県内で新たに20代から80代までの6人が、15日には1人が新型コロナウイルスに感染したことが分かったと発表した。一日の感染者が5人を超えるのは2月12日以来、30日ぶり。

1人が退院し、15日午後1時時点で、11人が入院中。県内の累計者数累計は1179人になった。

14日に感染が発表された6人のうち、岩出保健所管内の40代会社員女性は、10日に感染が発表された40代女性の同居家族。

湯浅保健所管内の50代パート職員女性は7日に発熱し、38度台の熱が続いたため、12日までに3回医療機関を受診したものの検査はされず、13日に別の医療機関で検体を採取し陽性が分かった。肺炎像があり、酸素投与を受け重症という。

また、その女性の別居家族で、和歌山市の20代無職女性の感染も判明。

その他、橋本保健所管内の80代無職女性と、この女性の同居家族の50代パート職員女性、20代無職男性の感染も分かった。

15日に感染が発表されたのは湯浅保健所管内の10代地方公務員男性。

新規感染者ゼロや1が続いていた中、一日の感染者が大幅に増加したことについて、県福祉保健部の野㞍孝子技監は「第3波の余波と見られるが、気の緩みがあることも否定できない。症状が出た場合は早めに医療機関を受診し、医療機関も新型コロナを疑って早めに検査をしてほしい」と呼び掛けた。

県内の感染者について報告する野㞍技監(14日)

県内の感染者について報告する野㞍技監(14日)