天国と地獄を体験!? 童夢ぽけっと作品展
和歌山市田中町の「平成の寺子屋 童夢ぽけっと」は6日まで、同所2階で、工作教室で学ぶ子どもたちの作品展を開催中。自由な感性で会場いっぱいに異空間をつくり上げている。
童夢ぽけっとは託児業務の他、英会話や造形教室などを展開。今展では「天国と地獄」をテーマに、4歳から16歳までの33人が絵画や立体などを出品している。
3つの部屋に分けて紹介。「天国」は白と水色を基調とした爽やかな空間に、天使のオブジェや動物、キャラクターなどの工作を飾っている。
一方の「地獄」には、閻魔(えんま)大王の人形が鎮座。鬼や火山などを模した作品が並ぶ。
中間スペースには「現在」として、細部にまでこだわったミニチュアハウスがずらり。家具や料理など、思わず見入ってしまうような細かい手作りの小物が配置されている。
天使などを作った和大付属小学校の新3年生、中村文優(ふゆ)さん(8)は「大好きなものを表現しようと言われて、お母さんを描いた。自分で考えたものを作るのはすごく楽しい」と笑顔。講師を務める尾家由美さん(57)は「子どもたちが想像する『天国』と『地獄』。例年に比べて作品数は少ないですが、コロナ禍でもワクワクしながら取り組んだ作品を楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛けている。
午前10時から午後5時まで。問い合わせは同教室(℡073・433・5392)。