新たに11人が感染 引き続き対策の徹底を
和歌山県は10日、県内で新たに未就学児~50代の男女11人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表した。県内の累計感染者は2370人となった。10日午前10時時点で230人が入院している。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は県全体が14・5人、和歌山市は16・9人となった。
保健所管内別の感染者数は、和歌山市7人、岩出1人、橋本1人、田辺1人、新宮1人。入所者や職員の感染が相次ぎクラスター(感染者集団)に認定された「バナナホーム金池」(岩出市金池)の関係では、新たに30代女性職員の感染が判明した。
新宮保健所管内の30代地方公務員男性は7日に発表された40代男性の接触者。県警は10日、男性が串本警察署地域課に勤務する警察官と発表した。岩出保健所管内の20代男子大学生は、今月1~5日、愛知県内の実家に帰省。成人式に出席し、友人と食事、カラオケを共にしたという。
県福祉保健部の野㞍孝子技監は10日県庁で記者会見し、県内の感染状況について「幸い感染者は減ってきているが、いつ何時感染者が急増してもおかしくない。感染拡大地域への外出は自粛し、飲食時にもマスクをするなど気を緩めず感染対策をしてほしい」と話し、引き続き警戒を呼び掛けた。