初戦で智弁―箕島 高校野球組み合わせ決まる

7月9日に和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で開幕する第103回全国高校野球選手権和歌山大会の組み合わせ抽選が19日、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で行われ、出場各校の主将がくじを引き組み合わせが決定した。開幕試合は笠田と紀北農芸が対戦。強豪の智弁和歌山と箕島が初戦でぶつかる。選手宣誓は海南の冷水悠真主将(3年)に決まった。

大会には39校が出場。春季県予選で4強入りした智弁和歌山、市和歌山、和歌山東、近大新宮の4校がシード校となる。準決勝の組み合わせについては準々決勝で勝利したチームの主将が順次くじを引き決定する。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため一般観客の入場数は一日1400人を上限とし、アルプススタンドへの入場は各校300人を上限とする。アルプススタンドに入場できるのは控え選手、学校関係者、保護者のみ。新型コロナの感染拡大状況によっては、無観客開催となる可能性がある。一般の入場料は大人700円、中高生300円。

組み合わせ抽選には出場各校の部長と主将が出席。県高野連の中村憲司会長は「開幕まであと20日。仲間と共に励まし合い、意義ある時間を過ごしてください。今大会が素晴らしい大会になることを祈念している。共に頑張りましょう」とあいさつした。

シード4校はA、B、C、Dの各ゾーンに分かれ、その後に35校の主将が順番にくじを引いた。プロ注目の好投手・小園健太を擁し今春の選抜大会に出場した市和歌山は14日の第3試合で県和歌山と対戦する。昨夏の県独自大会を制し今春の県予選で優勝した智弁和歌山は13日の第3試合で好左腕・中川大雅を擁する箕島と対戦する。和歌山東は13日の第1試合で新宮と戦う。

緊迫した雰囲気の抽選会

緊迫した雰囲気の抽選会