ワーケーションなど視察 坂本地方創生担当相

坂本哲志地方創生担当大臣は28日、和歌山県内5市町を訪れ、白浜町でのワーケーションなど地方創生の取り組みを視察し、仁坂吉伸知事と意見交換した。

坂本大臣は、県の誘致で白浜町内のITビジネスオフィスに進出し、ワーケーションやテレワークを推進している企業を訪問した他、有田市では持続可能な農業生産体制の確保などに取り組む企業を視察し、濱口梧陵の偉業を顕彰する広川町の「稲むらの火の館」も見学した。

和歌山市では、総務省の統計データ利活用センター(東蔵前丁)を視察。仁坂知事との意見交換も行い、大学や企業誘致、道路整備、観光振興など県のこれまでの地方創生の取り組み、IR誘致や新型コロナウイルス対策などの現状について説明を受けた。

視察を終え、報道陣の取材に応じた坂本大臣は、「地方創生担当大臣として、和歌山の意義深い取り組みを応援していくとともに、全国に広く周知していきたい。東京一極集中から地方分散型社会への転換というものを、テレワークなどが普及してくることを追い風として、実現させたい」と話した。

 

意見交換する仁坂知事(手前)と坂本地方創生担当相