県内初デルタ株確認 早期発見、隔離が重要
和歌山県は13日、新型コロナウイルスのデルタ株(インド型)の感染者3人が県内で初めて確認されたと発表した。県福祉保健部の野㞍孝子技監は「アルファ株(イギリス型)より感染力が強く、重症化のリスクも高いといわれており、早期の発見、隔離がさらに重要になる。症状のある人は早期に受診し、保健所の調査に協力をお願いしたい」と呼び掛けた。
デルタ株の3人はいずれも50代の男女。2日に県の検査でデルタ株の疑いが分かったため国立感染症研究所にウイルスのゲノム解析を依頼し、12日夜に結果の連絡があった。
デルタ株は関東から関西へと感染が拡大しつつあり、今回の3人も関西から県内への持ち込みとみられている。
13日に発表された新規感染者は和歌山市の10~30代の3人。県内の感染者は累計2715人となり、2人が退院し、入院中の患者は19人。重症者は3月9日以来、126日ぶりに0人となった。