生理用品を無料で配布 和歌山市が26日から

和歌山市は、新型コロナウイルス感染拡大などの影響で経済的に困っている女性を支援しようと、26日から生理用品を無料配布する。

さまざまな理由で生理用品の購入が難しい人が対象。経済的理由から生理用品が十分に購入できない「生理の貧困」が全国的に問題となっており、同市では初めての試み。

配布するのは生理用ナプキン約1500個。市役所の生活支援第2課(東庁舎1階)、子ども家庭課(同2階)、男女共生推進課(小人町、あいあいセンター5階)の3カ所で、中身が見えないよう不透明な袋に入れた状態で配られる。

時間は平日午前8時30分から午後5時15分までで、なくなり次第終了。

受け取り方法は直接配布窓口に申し出るか、市役所内各課(市民課・国保年金課・市民税課・障害者支援課・社会福祉協議会など)に設置している引換カードと交換で受け取れる。気軽に話すきっかけになればと、生活支援やDVの相談窓口を案内するパンフレットなども一緒に袋詰めした。

生活支援第2課の阪口俊朗課長は「このコロナ禍がいつまで続くか分からない状態だが、一時的でも支援をさせていただければ。相談窓口のパンフレットなども入れているので、苦しいときは気軽に来てください」と話している。

問い合わせは同課(℡073・435・1061)。

配布する生理用品を袋詰めする職員ら

配布する生理用品を袋詰めする職員ら