味わい深い日本画 伯玄会が40回記念作品展
日本画グループの伯玄会(新田博昭理事長)は26日まで、和歌山市伝法橋南ノ丁の市民会館展示室で第40回記念作品展を開いている。
同市の日本画家、故稲垣伯堂氏の門下生が集う会で、近年は同門下生の教え子も参加する。ことしは2年ぶりの開催。
今展では会員35人が、花鳥風月を題材に描いた日本画・水墨画の額装や軸装の作品69点が並ぶ。
和歌浦の明光商店街を描いた作品や昔話を題材にしたもの、季節の花や名所の風景など、個性的な作風を重んじた師の教えのもと、さまざまな画題の力作がそろう。作品は全て和紙を使用し、墨を基調としている。もんだ和紙に墨で描くことで味わいのある仕上がりの作品を堪能できる。
展示を見た市内の女性は「すごく繊細に描かれている」と笑顔。同会の新田理事長(86)は「どれ一つとして同じ作品はなく、いろいろな表現をした個性的な作品が並んでいる。ぜひ見に来ていただければ」と話していた。
午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。