日本のリーダーを選ぶ総裁選 ワクチン推進は菅政権の成果

東京オリンピック、パラリンピックが終了しました。コロナ禍での開催で不完全なことが多かったのは誠に残念でしたが世界各国から選手や関係者が来日し多くの希望と感動を与えてくれました。特に開催国、わが国の選手団の活躍は目を見張るものがあり、多くのメダルを獲得しました。国民に感動とともに自信と誇りを与えてくれました。各々が生涯の思い出として記憶にとどめることができたと思います。本当にありがとうございました。
さて、そのパラリンピックが閉幕しようとしていた9月3日、菅首相が突然、辞意を表明されました。多くの国民の皆さまも大変驚かれたことだと思います。正直申しまして私も含めて多くの国会議員もまさに青天の霹靂(へきれき)、政界の一寸先は闇ということを思い知らされた出来事でした。この辞意表明を受けて目下、自民党では総裁選挙が行われています。自民党の総裁、すなわち日本の新しいリーダー、新しい総理大臣を選ぶ選挙です。この投票ができるのは自民党の党員、党友と党所属国会議員となっており一般の有権者の方は投票することができません。しかし連日、メディアで報道されておりますので皆さんの関心も高まっています。そこで私は「模擬投票」ということでアンケート葉書を作成しました。街頭で配布し皆さんのご意見を聞いております。この原稿を書いている時点ではまだ集計ができていませんが直前に集計して私の投票行動の大いに参考にさせていただこうと思っています。9月29日、どのような結果になるか皆さまもご関心を寄せていただければ幸いです。新しい自民党が生まれます。
ここで新型コロナウイルス感染症対策についてご報告します。ワクチンの2回接種が進んでいます。10月末には国民の約75%で2回接種が完了します。1日の接種人数も当初、100万人を掲げた時は達成困難だろうという意見が多かったと思いますが菅首相の並々ならぬ執念で7月には実に1日150万人というペースを達成できたということです。これは主要先進国(G7)においてはアメリカと日本のみの実績となっています。人口の多寡から見ればわが国の取り組みは世界で大いに評価されるものであると思います。また2回接種の成果として感染率が圧倒的に減少しています。実に約94%減の17分の1に低下しています。また重症化するケースも減少しているようで、抗体カクテル治療などと合わせて重症化リスクが取り除かれていくということは、大変安心できる状況が出来上がってきたということです。実際、和歌山でも重症化する人が圧倒的に減少しているとコロナ患者を受け入れている市内の総合病院の院長からも聞きました。これらの成果は先にも述べましたが菅首相が陣頭指揮で取り組まれた結果であり、このような成果を評価される前に辞意を表明されたことは誠に残念なことであったと言わざるを得ません。コロナ禍が終息し日常を取り戻せた時に改めて菅政権が評価されることと思います。
和歌山市においても2回接種が順調に進んでおり、先ほどの全国の数字を上回る実績を誇っています。これは何よりも市内の開業医の皆さんの協力の賜物です。300カ所弱の「かかりつけ医」がワクチン接種に取り組んでくれたおかげです。改めて感謝を申し上げたいと思います。私もその最前線でワクチンの供給が滞らないように厚生労働省と綿密に連携をとりワクチン確保に努めてまいりました。最後の最後まで気を抜かず頑張ります。これも厚生労働委員会の理事という職責を与えていただいたことで地元のお役に立てたと喜んでいます。厚生労働大臣や同省の幹部と普段から付き合いができていたからこそ無理も聞いてもらえました。これからも自分の全人格をかけて、ふるさと和歌山のために働いてまいります。地元の皆さんのお役に立てるように頑張ってまいります。引き続きのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。