防災功労者防災担当大臣表彰 松江地区防災会
2021年「防災功労者防災担当大臣表彰」に和歌山市の松江地区防災会(会長=川口敏夫同地区連合自治会長)が選ばれ、表彰状の伝達式が1日、市役所市長室で行われた。
同表彰は、防災活動の実施や防災体制の整備などに貢献し、顕著な功績がある個人や団体に、防災担当大臣が贈るもの。
松江地区防災会は2000年6月に発足し、地区防災計画に基づいて防災・減災マニュアルの作成や防災訓練の定期実施など、安心して暮らせるまちづくりに貢献してきた。
特に、毎年11月上旬に行っている防災訓練は、約1000人の住民が参加する大規模なもので、南海トラフ巨大地震などを想定した避難、倒壊した建物からの救助、初期消火、食事や水の提供などの内容を盛り込んでおり、住民に大切な体験の機会を提供している。
伝達式では、尾花正啓市長が表彰状と記念品を川口会長に手渡し、「21年にわたりこれだけ大規模な訓練を重ねている地域は他にない」とたたえた。
川口会長は「地区の先輩たちが頑張って築いてきた、どこに見せても恥ずかしくない防災組織。継続していくのはプレッシャーも大きいが、さらに盛り上げて引き継いでいきたい」と話した。