ワクチン3回目接種 和歌山市が12月開始へ

和歌山市は19日、新型コロナワクチンの3回目接種について、国の方針に基いて12月から実施すると発表した。尾花正啓市長が同日の定例会見で明らかにした。

2回目接種を終了した人のうち、原則8カ月以上経過した18歳以上が対象。接種回数は1回。ワクチンはファイザー社・モデルナ社製を使用。当面は薬事承認されているファイザー社製を使用し、モデルナ社製は薬事審査の結果を待って議論される予定。

追加の接種券は年齢や基礎疾患などの優先接種の区分はなく、2回目の接種時期を基に発送する。12月には3・4月に
2回目接種が完了した医療従事者約4200人を対象に実施。接種券は18日に発送した。

5月に2回目接種をした医療従事者・高齢者など約1万5000人は、来年1月に約230の接種協力医療機関で追加接種ができる。

同市へのワクチンの供給は24日に20・2箱(2万3616回分)が配分される予定。集団接種や職域接種などは国の方針を踏まえて検討する。追加接種は12月定例市議会に補正予算3億5474万7000円と債務負担行為1億3582万5000円を計上している。

定例会見で尾花市長は「平常に戻りつつあるが感染対策は必要。市民の皆さまには感染対策に注意をして経済活動をしてもらえれば」と話した。

会見する尾花市長

会見する尾花市長