新型コロナ対策など補正 12月県議会開会
12月定例和歌山県議会は11月29日に開会し、県当局は、新型コロナウイルス対策の経済活動継続支援策などを中心に38億738万円を増額する2021年度一般会計補正予算案2本などを提出した。
仁坂吉伸知事は提案理由説明の中で、10月3日に和歌山市の六十谷水管橋が崩落し、大規模断水が発生した問題にふれ、県民生活に関わる全てのライフラインについて、代替機能などのリダンダンシー(余剰、冗長性)の点検を進めていることに言及。新型コロナについては、徹底した感染防止対策の継続とともに、影響を受けている事業者への支援などにより、地域経済を支えていくと述べた。
補正予算案の主な内容は、新型コロナにより売上が減少した県内事業者に対する「飲食・宿泊・サービス業等支援金」(第3期)に18億4147万円、地域鉄道・広域幹線バス事業者への支援に8748万円などとなっている。
12月議会への提出案件は、予算関係を含む議案38件、委任専決報告13件など。会期は17日までの19日間。8~10、13日に一般質問、14、15日に常任委員会が予定されている。