和歌山城に錦秋到来 紅葉求め静かなにぎわい

和歌山市内は紅葉の見頃を迎え、和歌山城周辺では、イチョウやモミジが鮮やかな黄や赤で城と街を彩っている。

城の北側のけやき大通りではイチョウが色づき、ことし誕生した和歌山城ホールや城前広場から、黄色い並木越しに天守閣が見える。

南側の三年坂沿いでは、高さ20㍍近くの大イチョウをはじめ、枝で風に揺れる葉と地面を染める落ち葉で、周囲は黄色に包まれる。

西の丸庭園(紅葉渓庭園)では、内堀に造られた鳶魚閣(えんぎょかく)の周辺などで約60本のモミジが深紅に染まっている。

結婚や成人の記念に晴れ着姿で記念写真を撮影する人も見られ、スマートフォンやカメラを手に散策を楽しむ人たちで、周辺は静かに活気づいている。

黄や赤に色づいた木々の向こうにそびえる天守閣

黄や赤に色づいた木々の向こうにそびえる天守閣