福祉施設に野菜など寄贈 和市青果仲卸業協

和歌山市青果仲卸業協同組合(同市西浜)は16日、県内の障害福祉関係施設へ野菜や果物を寄贈した。

地域社会貢献の一環として、1984年から毎年行っており、今回で38回目。同市と海南市の10施設が対象となる。

同日、ミカンやキャベツ、ハクサイ、餅などが入った88箱分の食材を積み込んだトラックが県庁南別館を訪問。同組合青年部の岡﨑圭亮部長(41)が県障害福祉課の井筒博紀課長に目録を贈呈した。岡﨑部長は「組合員の人数は少なくなってきているが、できる限り活動を続けていく」と笑顔で話し、同課の職員と共に食材の入った箱をトラックから降ろし、施設ごとに分配。食材を受け取りに訪れた各施設の職員に引き渡された。

食材を受け取った海南市の障害者支援施設「太陽の丘」の職員、阪口元樹さん(39)は「野菜などは本当に助かる。利用者にとって食べることが楽しみの一つで、大変喜んでいる」と感謝した。

同組合はこの他、市内5カ所の障害福祉関係施設にも同日食材を寄贈した。

食材の箱を降ろす組合員

食材の箱を降ろす組合員