最後まで諦めずに走ろう いさお幼マラソン大会
認定こども園いさお幼稚園(和歌山市園部、谷山正紀園長)は17日、同市粟の紀の川第8緑地公園でマラソン大会を開き、年長の園児たちは1㌔のコースを向かい風が吹く中、最後まで力いっぱい走り切った。
前日の雨の影響で急きょコースが変更となったが、53人の男児と47人の女児はそれぞれ準備体操をし、ピストルの合図とともに元気よくスタートした。
同園で週2日、体育講師を務める佐藤津良(つよし)さんや保護者らが見守る中、「諦めず最後まで走ろう」「ゆっくりでいいから頑張れ」などの声援を励みに、園児らは一生懸命にゴールを目指した。
ことしの男児の部1位は記録4分40秒の山本空和(あお)ちゃん(6)で、女児の部1位は同5分4秒の山本琴葉ちゃん(6)。空和ちゃんは「いつも練習していたから1位になれてうれしい」とにっこり。
同園では例年、運動会が終わった11月ごろから園庭にコースを設け、体力づくりの一環としてマラソンを週3、4日取り入れている。
佐藤さんは、「マラソンや縄跳び、鬼ごっこなど外での遊びを通して心肺機能を強化するなど、体力づくりを行っている」と話し、「ことしは向かい風でかわいそうだったけれど、みんな最後までよく走った」と園児たちの頑張りを笑顔でたたえていた。