決意新たに仕事始め 県庁は2年ぶりに式挙行

和歌山県内の官公庁や多くの事業所は4日に仕事始めを迎え、2022年の業務をスタートさせた。県は職員が集まる仕事始め式を2年ぶりに県民文化会館で行い、本庁の職員約800人が出席した。

仁坂吉伸知事は訓話で、職員の日頃の努力をたたえた上で、急速な時代の変化に対応し、和歌山の発展を目指すには「皆で考え、皆で行動することがとても大事だ」と指摘。「『どうせ…』は禁句。どうせ私なんか…、どうせここまでやっても…なんて考えないで、がむしゃらにやって、よく頑張ったという思い出をたくさんつくってほしい」と呼び掛け、職員の活躍に期待を寄せた。

職員を代表し、薬務課の拔井栄二さん(42)は、担当する新型コロナウイルスワクチンの接種体制確保の業務について、医療従事者や市町村の協力により、チーム一丸となって希望する人への早期接種が実現できたと振り返り、「さらに和歌山県が先進的な取り組みができるように日々研さんする」と決意を述べた。

県庁の仕事始め式で決意を述べる拔井さん㊨

県庁の仕事始め式で決意を述べる拔井さん㊨