丹精込めた作品並ぶ 第75回「県展」始まる
和歌山県が主催する県内最大の公募美術展、第75回県美術展覧会「県展」が12日、和歌山市内の2会場で始まった。7部門の応募341点の中から入賞・入選191点が選ばれ、洋画・日本画・書・写真・工芸・彫塑は県立近代美術館(吹上)、華道は県民文化会館(小松原通)で16日まで展示される。
初日は近代美術館で開会式が行われ、横山達伸県企画部長が「丹精込めた作品。作者の喜びもひとしおだと思う」とあいさつ。
関係者のテープカット後、来場者は力作ぞろいの展示をじっくり堪能した。
趣味で水彩画を描いているという同市の池端貞子さん(73)は「毎年楽しみにしている」と話し「明るい色に目がいく。見るだけで良い勉強」と笑顔。
両会場とも午前9時半~午後5時(県民文化会館は最終日3時)。招待作家部門の作品も、県民文化会館で同時展示している。表彰式は15日、近代美術館で行われる。