優秀選手に智弁の宮坂さん 日本学生野球協
日本学生野球協会の本年度の優秀選手に、和歌山県内からは昨年夏の甲子園で優勝した智弁和歌山高校の前主将、宮坂厚希さん(18)が選ばれ、18日に和歌山市砂山南の県立和歌山商業高校で表彰式が行われた。
優秀選手表彰は、学業が優秀で、選手として他の模範となる高校球児に贈られる。各都道府県の高野連が推薦し、同協会で決定。宮坂さんは、昨年夏の甲子園に3番センター、主将として出場し、夏の甲子園で同校21年ぶりの優勝に貢献したことが評価された。
県高野連の中村憲司会長(58)から盾を受け取った宮坂さんは「たくさんの人の支えがあっての賞なので、いつか恩返しができるように高校3年間で学んだことを今後に生かしたい」と話した。
同席した同校野球部の中谷仁監督(42)は「いろいろなことを共有してきた宮坂が選ばれて感慨深い」と喜び、中村会長は、「県高野連としても誇らしい。(今年度の)智弁和歌山は野球もハートも日本一」と話した。
卒業後は国学院大学(神奈川県)に進学し、野球を続けるといい「高校時代にキャプテンとして成長できた部分をさらに伸ばしたい。プロ野球を目指して1年生から試合に出場できるよう頑張りたい」と意気込んでいた。