紀陽銀行が大賞に 関西スポーツ応援企業表彰

関西広域連合・関西経済連合会主催の「第3回関西スポーツ応援企業表彰」の受賞企業が決まり、㈱紀陽銀行(本社=和歌山市本町)が「大賞」に輝いた。長年にわたる県内のスポーツ振興や行員の健康増進支援などの活動が高く評価された。

同表彰は、従業員のスポーツ活動の促進に向けた取り組み、スポーツ分野での社会貢献活動などを通じて、スポーツ振興や地域経済活性化に貢献している企業などを「関西スポーツ応援企業」として表彰するもの。大賞の他、「スポーツ振興賞」「健康経営賞」「特別賞」がある。

同行は、各種スポーツ大会への協賛や行員ボランティアを派遣する運営サポートなど、長く地域スポーツの活性化に貢献。2015年の「紀の国わかやま国体」の際はバドミントン、ハンドボールの選手を雇用し、国体などで活躍する選手を輩出した。

また11年には、女子バスケットボールチーム「紀陽銀行ハートビーツ」を発足させ、小中高校生を対象にしたバスケットボールクリニックを年間10回程度開いている他、県ゴールデンキッズ発掘プロジェクトへの協力を通じて、ジュニアアスリートの支援にも貢献している。

表彰式は14日、県庁知事室で行われ、同行の原口裕之代表取締役頭取と丹生安紀県庁支店長が出席。同広域連合長を務める仁坂吉伸知事から原口頭取に表彰状と副賞が贈られた。

仁坂知事は、ハートビーツが昨年、全日本社会人バスケットボール地域リーグチャンピオンシップで初優勝したことなどを挙げ、今回の大賞受賞について「もらうべき賞」とたたえた。

原口頭取は、「国体でも日本一になりたい」とハートビーツのさらなる活躍に大きな期待を寄せるとともに、「行員全員で地域社会のスポーツ振興を盛り上げていけるよう、今後も力を入れていきたい」と意気込んだ。

表彰状と目録を手に(左から)仁坂知事、原口頭取、丹生県庁支店長

表彰状と目録を手に(左から)仁坂知事、原口頭取、丹生県庁支店長