南紀勝浦1位に 温泉総選挙歴史・文化部門
「旅して日本プロジェクト」が主催し、5省庁(環境省、内閣府、総務省、経済産業省、観光庁)が後援する「温泉総選挙2021(部門別年間ランキング)」で和歌山県那智勝浦町の「南紀勝浦温泉」が歴史・文化部門で1位にランクインした。
温泉総選挙は、温泉地の活性化推進を目的として国民参加型の地域活性化プロジェクト。趣旨に賛同した全国の温泉地がそれぞれの魅力をアピールするため、九つの部門(リフレッシュ、うる肌、スポーツ・レジャー、健康増進、ファミリー、歴史・文化、女子旅、外国人おもてなし、絶景)から1部門を選択してエントリーする。
6年目となる今回は、全国132の温泉地がエントリー。投票期間は昨年11月1日~ことし1月31日で、総投票数は計100万1910票に上ったという。
「歴史・文化部門」は、歴史上の出来事や人物にゆかりのある温泉地や、独自の文化を残している温泉地がエントリーする部門で、南紀勝浦温泉は昨年3位からランクアップし、見事1位を獲得した。2位は鉛温泉藤三旅館(岩手県花巻市)、3位は湯の山温泉(広島県広島市)。
県観光振興課は、「南紀勝浦温泉は県にとっても貴重な観光資源であり、南紀勝浦温泉旅館組合の情報発信や、地元の宿泊事業者による日々のサービスが積み重ねられた結果」とたたえ、「コロナ禍で積極的な誘客は先になるが、ことし予定されているJR西日本の『WEST EXPRESS銀河』や民間ロケットの打ち上げとともに紀南への誘客を図っていきたい」と意気込んでいる。