健康経営の普及で協定 明治安田と協会けんぽ

明治安田生命保険相互会社和歌山支社(松尾洋支社長)と全国健康保険協会(協会けんぽ)和歌山支部(谷口拓司支部長)は2月24日、連携協定を締結。協会けんぽ同支部の加入事業者に対し、従業員の健康増進と生産性の向上を目指した、「健康経営」の普及・推進を図っていく。

同社は、全国の協会けんぽ各支部との連携協定を進めており、今回の締結で31例目。

同支部によると現在、県内の加入事業者は約1万6000社。そのうち「健康経営優良法人(中小規模法人)」の認定企業は44社。全国的に見ても非常に少ない数だといい、健康経営への関心が高まる中、本年度末には80社の認定を目指す。今後は県内各地域に拠点がある同社のネットワークやノウハウを活用し、共に健康経営の普及・推進を図っていく考え。具体的には健康経営優良法人認定の必須条件である、県と同支部が職場の健康づくりをサポートする「わかやま健康チャレンジ運動」への登録(健康宣言)普及や、同認定取得の支援を行っていくという。

同支社(和歌山市六番丁)で行われた締結式には、松尾支社長と谷口支部長が出席し、署名を交わした。

松尾支社長は「地元企業の健康経営の後押しを一緒にしていければ」と力を込め、谷口支部長は「今や健康経営は企業経営のキーワード。関心が高まっている中、共に推進していきたい」と期待を寄せた。

連携協定書を手にする松尾支社長㊧と谷口支部長

連携協定書を手にする松尾支社長㊧と谷口支部長