41日ぶり200人未満 2月は感染、死亡最多

和歌山県は2月28日、県内で新たに199人が新型コロナウイルスに感染したと発表。前週の同じ月曜より68人減少し、1月18日以来41日ぶりに200人を下回った。2月の感染者は1万1474人、死者は34人、クラスター(感染者集団)認定は83件で、いずれも月間で過去最多となった。

199人の保健所管内別内訳は、和歌山市66人、海南9人、岩出23人、橋本59人、湯浅17人、御坊9人、田辺15人、新宮1人。和歌山市は1月17日以来42日ぶりに100人未満となった。

新たなクラスターは2件を認定。227例目は和歌山市内の警察関連施設で、感染した職員8人には不特定多数の県民と接触する業務はなかった。228例目は同市のサービス付き高齢者向け住宅で、入所者6人の陽性が確認された。

直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が前日比7・4人減の220・4人。保健所管内別では、和歌山市が1月22日以来37日ぶりに300人を下回り、285・8人だった。

県内の感染者は累計2万2536人。入院者数は315人、重症者は県基準で43人、国基準で7人、肺炎患者は95人、病床使用率は50%、ホテル療養を含む待機者は1342人。

県福祉保健部の野㞍孝子技監は「総じて減少傾向にあるのは歓迎すべきことだが、高齢者施設や病院でのクラスターがあり、対策の徹底をお願いしたい」と話した。