自分らしい絵画並ぶ グループPA・CO展

和歌山市のDoi絵画教室の生徒らによる作品展「グループPA・KO展」が18日まで、市内のギャラリー白石(湊通丁南)、ギャラリー龍門(同北)、ギャラリーTB(広道)の3会場で開かれ、大学生から90代までの80人が個性豊かに描いた185点が訪れた人の目を楽しませている。

「見た人に、波(PA)のように幸せ(KO)が押し寄せてきますように」と願いを込めた作品展で、14回目を迎える。「自分らしく描いてもらいたい」と、テーマは設けず自由に表現。作品は、満開の桜や画面いっぱいに描かれた勇壮なライオン、カラフルな果物や野菜が並ぶにぎやかな市場など十人十色で、画材もオイルパステルや水彩、油彩、色鉛筆などさまざま。タッチや雰囲気も異なる“自分らしい”作品が並ぶ。

優しいまなざしで愛猫を見つめる女性を描いた同市の松本みつ子さん(79)は「写真では撮れない優しい雰囲気を伝えたくて、温かなオレンジ色や赤、黄色を背景に使いました」と笑顔。来場した同市の枡井厚子さん(69)は「皆さん伸び伸びと描いているのが伝わってくる」と話した。講師の岩崎奈美さん(45)は「十人十色の作品展。楽しい作品でホッコリしてもらえれば」と呼び掛けている。

十人十色の作品が並ぶ会場(ギャラリー龍門)

十人十色の作品が並ぶ会場(ギャラリー龍門)