海南市議選告示 4人超の22人が立候補

任期満了に伴う海南市議選は17日に告示された。定数18に対して現職16人、元職1人、新人5人の計22人が立候補し、24日の投開票へ向けて選挙戦がスタートした。初日は各候補者が有権者の支持を求め、選挙カーでの街宣を中心に運動をスタートさせた。

候補者の内訳は党派別で自民1人、公明2人、維新2人(うち新人1)、共産4人(同1)、無所属13人(同3)。午前8時半から市役所で届け出の受け付けが始まり、手続きを済ませた各陣営の運動員らは七つ道具を手に各選挙事務所に戻った。

出陣式で、候補者は集まった支持者らを前に第一声。政策や抱負に熱弁を振るい、拍手で見送られる中、選挙カーに乗り込み街宣活動に出発した。

今回の市議選は、3月の立候補者説明会までに4人が引退を表明。新人5人が名乗りを上げ、4人オーバーの選挙戦となった。人口減少対策やコロナ禍での地域経済の立て直しなどが喫緊の課題となっている。

コロナ禍での選挙戦とあって、各陣営とも期日前投票が多いのではと予測。早めに名前の周知を図ろうと、選挙戦前半に選挙カーで市内全域を回るという候補も。感染リスクが高まる集会や握手などを控え、距離を確保して演説するなどそれぞれ対策を講じている。

選挙人名簿登録者数(3月1日現在)は4万2561人(男1万9642人、女2万2919人)。

期日前投票は18日から23日までの6日間、いずれも午前8時半から午後8時まで、日方の海南保健福祉センター、下津町丸田の下津行政局、沖野々の海南市住民センターで。

開票は24日午後8時15分から市総合体育館で行われる。

拳を突き上げる海南市議選の候補者と支持者(写真の一部を加工しています)

拳を突き上げる海南市議選の候補者と支持者(写真の一部を加工しています)