県美術家協会が60回記念展 県文で7部門

和歌山県内最大の美術団体、県美術家協会(鈴木源二会長)の第60回記念展が18日、和歌山市小松原通の県民文化会館で始まった。2会期内で洋画・日本画・書・写真・工芸・彫塑・華道の全7部門計294点の作品が一堂に展示される。

第1会期は23日までで、書・日本画・工芸・華道を紹介。会場にはバラエティーに富んだ力作が並び、訪れた人は一点一点にじっくりと見入っていた。日本画の部門では昨年12月に亡くなった、日本美術院理事で同協会の会長も務めた日本画家・清水達三さんの作品も展示している。

毎年楽しみに見に来るという岡本幸春さん(73)、美世さん(68)夫妻は「どれも素晴らしい。さまざまな作品を堪能できるのも良いですね」と話していた。

また同協会は60回を記念し、会員の代表作と顔写真をオールカラーで掲載した『第60回記念作品名鑑』(1500円)を作成した。

第2会期は25日から30日まで、洋画・写真・彫塑の作品を展示する。

午前10時から午後5時(第2会期最終日は4時)まで。

問い合わせは同協会(℡073・433・7124)。

 

多彩な作品が並ぶ会場