「6月議会で発表」 仁坂氏は知事選態度保留
仁坂吉伸和歌山県知事は23日の定例会見で、ことし12月16日の任期満了に伴う知事選への出馬の意向を問われ、「6月の県議会で発表したい」と態度を保留した。
仁坂氏は自身の進退について「6月の県議会(一般質問)で質問していただければしゃべります」とし、「自ら発言する考えはないか」との質問には、「それは分かりませんけど、従来は(一般質問で)聞いていただいてしゃべる。それが県のよき伝統だと思っている」と答えた。
岸本周平氏の出馬には「私は元々、知事を続けたい、だから勝負に勝たないといけないなど、あんまり考えたことはない。どなたがどうされるのか、自分がこれから考えないといけないことと、あんまり関係がない。だから岸本さんがこうだからということに意味のある答えはできない」と述べた。
2018年11月の前回知事選では仁坂氏が自民、国民民主、公明各党の県組織の推薦を受けて、共産党推薦新人の畑中正好氏を破って4選。自民党関係筋によると、今回の知事選では自民党が無所属で出馬する岸本氏を推薦する話が出ているという。