夏の参院選和歌山選挙区 参政党新人加藤氏が出馬表明
夏の参院選和歌山選挙区に、政治団体「参政党」新人で会社員の加藤充也(あつや)氏(57)が27日、立候補を表明した。
和歌山県庁で記者会見を開いた加藤氏は「自分を大切にするのと同じように他人もきちんと尊重するべき」との考えで自らが造語した「自他尊心」を挙げ、「最大範囲の他人である、全ての日本国民のことを考える政治家を志した」と立候補の理由を述べた。最も力を入れたいのは「教育」とし、常に考え、発信することの大切さを訴えた。
加藤氏は大阪府和泉市出身。現在、東京都に住み、教育研修事業会社で講師を務めている。
和歌山には幼い頃からレジャーなどで訪れていたとし、選挙活動のため6月上旬にも和歌山市内に転居の予定。「街頭演説などで、まずは参政党の認知度を高めていくことに力を尽くしていきたい」と意気込んでいる。
和歌山選挙区は、5選を目指す元沖縄・北方相で自民党現職の鶴保庸介氏(55)が党公認の予定候補。橋本市在住の会社員・遠西愛美氏(37)がNHK党から、和歌山市在住で共産党和歌山県常任委員を務める前久氏(65)が、それぞれ党公認で立候補を表明している。