自民現・鶴保氏が出馬表明 参院選5選目指し
22日公示、7月10日投開票が有力視される参院選の和歌山選挙区(改選数1)に4日、自民党現職の鶴保庸介氏(55)が5選を目指して正式に立候補を表明。「初心に戻って選挙を戦い抜き、県民が満足のいく政治的果実をものにしたい」と決意を述べた。
鶴保氏は大阪市出身、東京大学法学部卒。衆院議員秘書を経て1998年7月の参院選和歌山選挙区で初当選し、連続4期目。第3次安倍第2次改造内閣で沖縄・北方担当、クールジャパン戦略担当などの内閣府特命担当大臣を務めた。
県庁で記者会見した鶴保氏は、「人口減少の流れを止めたいと真剣に考えている」と述べ、全国一律ではなく、地域独自の考えで対策に取り組める仕組みづくりを政策に挙げた他、インバウンドの全面再開を見据えた観光振興、旅行業界の支援などに取り組む考えを示した。
和歌山選挙区ではこれまでに、共産党新人の前久氏(65)、NHK党新人の遠西愛美氏(37)、政治団体「参政党」新人の加藤充也氏(57)が立候補を表明。政治団体「新党くにもり」も新人の谷口尚大氏(42)の擁立を発表している。