数十年に一度だけ リュウゼツランが開花
和歌山市永穂の宮崎多恵さん(66)の自宅で、数十年に一度しか咲かないとされるリュウゼツランが、およそ6㍍の高さまで真っすぐに茎を伸ばし、先端に黄色い花を咲かせている。
中南米原産の多肉植物で、一生に一度、枯れる前に花を咲かせると言われているリュウゼツラン。葉の形が龍の舌のように見えることからその名がついたと言われている。
宮崎さんによると、小さい頃から庭にあったのは記憶しているが、いつ、誰が植えたのかは不明。1カ月前からつぼみをつけ、1週間ほど前から咲き始めたという。宮崎さんは「50年から60年に一度咲くと聞いていたから、花を見ることはできないと思っていたからビックリして、すごくうれしかった。高過ぎて見上げるだけなので、もっと近くで花が見たい」と話した。