9日近畿リーグ初戦 ラグビーヒガシクラブ
関西ラグビーフットボール協会が主催する近畿クラブリーグBが9月25日に開幕し、カテゴリーBに今季から初参戦する和歌山県内唯一のチーム・ヒガシクラブは9日、吉祥院公園球技場(京都)で京都フリークスRFCとの初戦に臨む。主力選手は、2日から栃木県で行われる第77回国民体育大会(とちぎ国体)に出場。県代表として活躍が期待される。
和歌山東高校のOBたちが集い、発足した同クラブはことしで20年目。学校や地域を超え、多くの社会人が加わり、岡田博之代表の下、20代から40代を中心に、部員数も75人を超えた。
昨シーズンはカテゴリーCで黒星発進だったが、その後の試合では連勝。カテゴリーBで、6位となった雑草クラブ(大阪)と行ったBC入れ替え戦では、38―8と固いチームワークで圧勝し、カテゴリーBへの参加が決定した。
9月11日に花園第3グランドで行われたトライリーグでは、一部の選手が国体合宿参加のため主力を欠いた状態でジョイフル戦に臨んだ。結果は、12―17と惜敗。高尾渓一主将(35)は「近畿リーグ開幕までに連携プレーを向上させたい」と前を向いた。
和歌山市立西浜中学校の教諭でラグビー部の監督を務め、国体に出場する福田亮介選手(34)は、「ことしの国体選手団は地元和歌山の選手が中心なので、県民の期待に応えられるようにしたい」と話した。
リーグ戦に向けては、「カテゴリーCのように簡単に勝たせてくれないと思うが、若手の力も伸びているので、期待して見てもらいたい」と意気込んだ。
初戦に向けた全体練習も小豆島グラウンドで過熱をみせている。フォワード、バックスともに、それぞれの役割やフォーメーションを徹底。選手たちの血気盛んなプレーが光る。
岡田代表は、「和歌山ラグビーの普及と発展のためにラグビーの楽しさを子どもに伝えるのが使命」とし、「新たな出会いを大切にチームをつくりあげたい」と話した。
同クラブの近畿クラブリーグB試合日程は次の通り。
9日午後3時=京都フリークスRFC(京都・吉祥院公園球技場)◇16日正午=交野RFC(大阪・鶴見緑地第2球技場)◇11月20日午後0時40分=PAくすのきクラブ(大阪・J―GREEN堺)◇27日午後1時半=SRCバーバリアンズ(紀三井寺補助)◇12月4日午後1時半=スーパースターズ(紀三井寺補助)